mokusyungikuの日記

少女漫画と、少女小説が大好きです。

私の考える少女小説の三大レーベル。そして私の考えるそれぞれの代表作。

 

私の(勝手に)考える少女小説の三大レーベル。

それは、

 

角川ビーンズ文庫

コバルト文庫

ビーズログ文庫

 

です。

少女小説の偉大なる原点、”コバルト文庫”、書店の少女小説コーナーで安定的な存在を誇る”角川ビーンズ文庫”、そして「絶対乙女宣言」と帯に載っていて深く共感した”ビーズログ文庫”。

 

今回は(勝手に)私の考える、それぞれの代表作を紹介していきます( *ˊᵕˋ)

まずは”角川ビーンズ文庫”から。

 

身代わり伯爵シリーズ』(清家未森さん)

 

王道中も王道、これこそが王道なラブコメ

何度も王道と言いつつも、王道から外れてもおかしくないほどに登場人物の個性が爆発します。でもビーンズ文庫の王道ブコメと言えばやっぱり『身代わり』。これは譲れません。

 

天真爛漫だけど傷つきやすい主人公に、ヘタレなヒーロー。変態の兄にオカマな魔女、着ぐるみの王子に暴力系ツンデレ王女、筋肉な騎士たち。

テンションの高いお話なのに、読む側は自然とそのテンションに乗っていけます。

そしてそのテンションが大好き。

 

次は”コバルト文庫”です。

 

伯爵と妖精シリーズ』(谷瑞恵さん)

 

妖精×英国×恋愛×謎×宝石。

こんな乙女がときめくしかない要素が掛け合わされるなんて、どんな相乗効果を生むのでしょう。もう想像しただけで心躍りますね。

 

フェアリードクターとして自立したい、性格ツンツンめな主人公に、口説き魔の伯爵。19世紀のイギリスに溢れる妖精譚。

だんだんと縮まるふたりの距離は、本当にだんだんと。妖精にまつわる事件を解決するごとに、ヒーローを信じていいのか、主人公の心が揺れに揺れまくります。

私は最終巻(ちなみに全33巻です)まで読んで感動の嵐の中1巻を読み返し、初期の主人公のヒーローに対するあまりにも信頼度ゼロ・不信感100%な姿に衝撃を受けました。

 

最後は“ビーズログ文庫”。

 

『おこぼれ姫と円卓の騎士シリーズ』(石田リンネさん)

 

この作品は他の二作品よりも恋愛要素が少なめで、政治的なお話や国同士のいざこざ、登場人物たちの成長やいろんな関係性が好きな人におすすめです。

 

ざっと私なりにあらすじをご紹介するとすれば、「王になると知っていた主人公が強気に計画的に優秀で信頼のおける部下を12人集める物語」。

まじめな騎士、わんこ系暗殺者、女装皇子、幼女趣味の伯爵子息、自由奔放な隣国の王子などなど、これだけ読むとすごく少女小説的ですね。逆ハーレムかな?、と思ってしまいますが、しっかり政治や登場人物たちの成長のお話です。

そして、1巻1巻しっかり練られた構成が毎回楽しいお話でもあります。

私の感じるこのお話の1番の魅力は、ずばり「信頼」です。巻数を重ねるごとに登場人物同士の関係が深まり、発展していき、その過程で生まれてくる、それぞれの誰かに対する「信頼」がとても心地良いのです。

 

少女小説を読みたいけど何がいいかな、と悩んでいる方には、迷わずこの作品たちをおすすめします。

そして、それぞれのレーベルにはもっともっと素敵なお話がたくさんあるので、ぜひ手を伸ばしてみてください( *ˊᵕˋ)