mokusyungikuの日記

少女漫画と、少女小説が大好きです。

シュガーアップルフェアリーテイル、アニメ第1話を観て。

 

私がシュガーアップルフェアリーテイルを初めて読んだのは、中学生の時でした。

私の中学校は「読書」について、まず読むことを大事にしてくれていたのですが、当時の中学校の図書室としては、相当珍しいのではないでしょうか。

少女小説ラノベも、本当にたくさん置いてありました。(ビーンズ文庫、コバルト文庫ルルル文庫ファミ通文庫などなど)

 

シュガーアップルフェアリーテイルと出会ったのは、ちょうどその年の角川ビーンズ小説大賞で、受賞作として「首の姫と首なし騎士」と一緒に並べて図書室に置いてあった時です。

 

ちなみに、「首の姫と首なし騎士」も大大大大大好きです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、アニメ第1話ですよ…!!

単刀直入に。

 

 

良かったです…!!!!

 

 

中学生のころ、私の頭の中のイメージの中にしかなかったあの世界が。

線で描かれて、色がついて、テレビの中で立体となって、動いて、声が聴こえて。

 

こんなことってあるかな。

 

思春期のころ、心の中で大事にとっておいた物語が、大人の年齢になったころに映像化されるというのは、こんな気持ちなんだと知りました。

なんて幸せなことかしら。

 

だって、アンが喋った!シャルが喋った!ミスリル・リッド・ポッドが喋った!

 

アンの馬車ってこんな感じだったんだ、シャルの羽ってこんな感じなんだ、ブラディ街道ってこんな感じなんだ…、場面に出てくるたび、感動しました。

 

あの頃のシュガーアップルフェアリーテイルの世界が戻ってきてくれた。

しかもより身近になった…!

 

そんな気持ちなんです。

 

とにかく伝えたいのは、アニメ化してくださり、ありがとうございますということ。

そして、この素敵なお話が、昔シュガーアップルを読んでいた、少女だった誰かの大切な気持ちを再び呼び起こすこと、読んだことのないより多くの人へ届くことを願ってやみません。

 

これからは、ヒューやキャット、ベンジャミンたちの登場もめちゃ楽しみです。

というか!

オープニングでたくさんのキャラクターが出てきて、みんな描いてくれるんだ…、と思ったのも感動ポイントでした…ブリジットも好き…(余韻冷めやらん…)

 

 

というか!

オープニングを歌っている鈴木みのりちゃんはデビューの時から大好きなので。

なんてったって、彼女のファンクラブに入りたいがために20歳になった途端クレジットカードを作った私なので。

とても嬉しいのです。

ベンジャミン役もみのりちゃんです。

大好きな彼女が、大好きなお話に関わっていることも、とても嬉しい。

フライングドックさんの音楽なのも、信頼感強めで、嬉しい。

 

と、長々と書いてしまいましたが、とにかくシュガーアップルフェアリーテイルのアニメ化はとても良かったです。

アニメ化の話が出たのは結構前になりますが、そのとき家にあった第1巻を読み返しました。

そしてシュガーアップルの世界が伝わるように、ここの場面は描かれてほしいな、この台詞は言ってほしいな、と色々考えたのですが、アニメ第1話はそこがきちんと描かれていました。

とても嬉しいことです。

 

第2話も楽しみです。

そしてアニメの間のCMを見て驚きました。

小説で新章スタート…!?

本当にシュガーアップルが戻ってきた…涙

しかもまとめ版みたいな本が出て書き下ろしもある…!?

https://beans.kadokawa.co.jp/sp/sugerapple.html

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」とありましたが、2023年にやりたいことはもう、これですね。

シュガーアップルフェアリーテイルを読みます( *ˊᵕˋ)

「夢色パティシエール」が私にくれるもの

 

「夢色パティシエール(松本夏実さん)が私にくれるもの。

 

それは、「夢に向かって頑張る勇気」です!

 

大人になると、この「勇気」というのは「臆病」という厄介なものに押し出されて、不思議と忘れていってしまうなぁと、常々思います。

 

「夢色パティシエール(略して夢パティ)」は、そんな大事な大事な「勇気」を、私にくれるお話です。

 

 ⚘     ⚘     

 

さて、なぜ「夢パティ」について書こうと思ったのか。

ここ1週間ほど、地元のケーキ屋さんで買ったマドレーヌやガレット、パウンドケーキにダックワーズ、フィナンシェにフロランタン…などなど、個包装のスイーツたちを、毎日ひとつずつ食べる生活をしています(贅沢なやつめ)。

 

そして食べるたびに思うこと、それは…

 

ひとつひとつ、一切れ一切れが、なんと心を込めて、丁寧に作られた幸せの素(もと)なんだろう…!

 

ということです。そのひとつひとつの丁寧な可愛らしさ、焼き色の美しさ、なんともいい塩梅の甘さ、食べるたびに幸せを呼ぶしっとりさ、心をときめかせるさくさく感…。

それらを噛み締めながら、毎回「夢パティ」のことを思い出します。

 

ひとつのスイーツで、人をこんなに幸せにできるなんて、スイーツってなんて素敵なんだろう、そのスイーツを作る方々はなんで素敵なんだろう、と。

 

「夢パティ」はアニメ化もされたのですが、何と言ってももう、主題歌がすべてを教えてくれます。

歌ってメロディに乗せると、言葉が素直に染み込んでくる、不思議なパワーがありますよね。

歌詞はキャピっとしているのですが、歌として聴いた時の破壊力はハンパないです( *ˊᵕˋ)

ぜひ一度、歌で聞いてみてください

 

「泣きたくなっても 笑顔になれる魔法

 美味しいを創るって 思い切り楽しいね!」

 

「初めはね、ヘタッピでも メゲズに日々精進!」

 

「予習、復習、自主トレ、特訓ヘコタレちゃう

 でも、でも、スイーツはダイスキ!」

 

私はスイーツを創ることを生業としている訳ではないのですが、夢に向かって頑張るって、この言葉たちに尽きるなぁと、すべての夢に共通することだなぁ、としみじみ感じます。

 

私はアニメから漫画に入った人なので、もしアニメしか観たことない…!という方は、ぜひ漫画の方もご覧になってください( *ˊᵕˋ)

いちごちゃんたちの頑張りと、スイーツに対する大好きとときめきが、1ページ1ページにギュッと詰まっています✧︎*

近年読む少女漫画の中でこれは本当に面白い、続きが気になる!と思うお話について

 

つい先日、書店で目にした「講談社漫画賞 少女部門 受賞!」の文字。

 

その文字の上には、リカチさんによる「星降る王国のニナ」があるではないですか!

 

おめでとうございます!!

 

「星降る王国のニナ」、とても好きです!!

 

なんと言っても、アズ派かセト派か、ですよね。

久しぶりにここまでしっかりした三角関係のお話を読んだと思います。

 

アズの気持ちにもセトの気持ちにも強く共感できて、こんなに「ど、どっちなの!どうなるの!2人の気持ち分かりすぎてつらい!」となるのは、ここ数年で本当に久々です。

 

私が追っている絶賛連載中の漫画の中で、続きが気になるNo. 1のお話です。

ドキドキ、ハラハラ、三角関係の気持ちの揺れをじっくり味わいたい方、「星降る王国のニナ」、おすすめです( *ˊᵕˋ)✩︎‧₊

私の考える少女小説の三大レーベル。そして私の考えるそれぞれの代表作。

 

私の(勝手に)考える少女小説の三大レーベル。

それは、

 

角川ビーンズ文庫

コバルト文庫

ビーズログ文庫

 

です。

少女小説の偉大なる原点、”コバルト文庫”、書店の少女小説コーナーで安定的な存在を誇る”角川ビーンズ文庫”、そして「絶対乙女宣言」と帯に載っていて深く共感した”ビーズログ文庫”。

 

今回は(勝手に)私の考える、それぞれの代表作を紹介していきます( *ˊᵕˋ)

まずは”角川ビーンズ文庫”から。

 

身代わり伯爵シリーズ』(清家未森さん)

 

王道中も王道、これこそが王道なラブコメ

何度も王道と言いつつも、王道から外れてもおかしくないほどに登場人物の個性が爆発します。でもビーンズ文庫の王道ブコメと言えばやっぱり『身代わり』。これは譲れません。

 

天真爛漫だけど傷つきやすい主人公に、ヘタレなヒーロー。変態の兄にオカマな魔女、着ぐるみの王子に暴力系ツンデレ王女、筋肉な騎士たち。

テンションの高いお話なのに、読む側は自然とそのテンションに乗っていけます。

そしてそのテンションが大好き。

 

次は”コバルト文庫”です。

 

伯爵と妖精シリーズ』(谷瑞恵さん)

 

妖精×英国×恋愛×謎×宝石。

こんな乙女がときめくしかない要素が掛け合わされるなんて、どんな相乗効果を生むのでしょう。もう想像しただけで心躍りますね。

 

フェアリードクターとして自立したい、性格ツンツンめな主人公に、口説き魔の伯爵。19世紀のイギリスに溢れる妖精譚。

だんだんと縮まるふたりの距離は、本当にだんだんと。妖精にまつわる事件を解決するごとに、ヒーローを信じていいのか、主人公の心が揺れに揺れまくります。

私は最終巻(ちなみに全33巻です)まで読んで感動の嵐の中1巻を読み返し、初期の主人公のヒーローに対するあまりにも信頼度ゼロ・不信感100%な姿に衝撃を受けました。

 

最後は“ビーズログ文庫”。

 

『おこぼれ姫と円卓の騎士シリーズ』(石田リンネさん)

 

この作品は他の二作品よりも恋愛要素が少なめで、政治的なお話や国同士のいざこざ、登場人物たちの成長やいろんな関係性が好きな人におすすめです。

 

ざっと私なりにあらすじをご紹介するとすれば、「王になると知っていた主人公が強気に計画的に優秀で信頼のおける部下を12人集める物語」。

まじめな騎士、わんこ系暗殺者、女装皇子、幼女趣味の伯爵子息、自由奔放な隣国の王子などなど、これだけ読むとすごく少女小説的ですね。逆ハーレムかな?、と思ってしまいますが、しっかり政治や登場人物たちの成長のお話です。

そして、1巻1巻しっかり練られた構成が毎回楽しいお話でもあります。

私の感じるこのお話の1番の魅力は、ずばり「信頼」です。巻数を重ねるごとに登場人物同士の関係が深まり、発展していき、その過程で生まれてくる、それぞれの誰かに対する「信頼」がとても心地良いのです。

 

少女小説を読みたいけど何がいいかな、と悩んでいる方には、迷わずこの作品たちをおすすめします。

そして、それぞれのレーベルにはもっともっと素敵なお話がたくさんあるので、ぜひ手を伸ばしてみてください( *ˊᵕˋ)

私が少女小説にハマったきっかけ。

 

今週のお題「人生変わった瞬間」

 

私が少女小説にがっつりハマって人生が変わったきっかけ。

それは…清家未森さんによる「身代わり伯爵シリーズ」との出会いです。

王道中の王道、ラブコメ中のラブコメ

 

今期アニメ放送中の「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」や、少女小説の代表作とも言える「彩雲国物語」、「少年陰陽師」の角川ビーンズ文庫が誇るNo. 1王道ファンタジー

 

(「No. 1王道ファンタジー」とは、角川ビーンズ文庫がホームページで謳っている言葉です。が、「身代わり」を読んだことのある方は「ふぁ、ふぁんたじー?」と思ってしまうかも)

 

兎に角にも、夢中になって読んでしまったのはテンションの高さと、トストスと読める文章(褒めてます他にいい表現が見つからない)。

 

そして実家のパン屋で働いていたら、いきなり美青年に気絶させられ連れ去られ、貴族に養子で貰われていった双子の兄が駆け落ちしたから身代わりをしてくれ、もうこうなりゃ髪も切って徹底的にやってやるわよとなる主人公。

 

そして癖強な登場人物の怒涛の登場。

パン屋の娘なのにパン作りが殺人的に下手な天真爛漫の主人公、ヘタレで味音痴なヒーロー、変態の兄、着ぐるみの王子、暴力ツンデレ王女、筋肉騎士団、オカマの魔女。

 

ひたすら癖強な登場人物によるラブコメが全27巻(短編集含む)に渡り、繰り広げられます。

1巻1巻、大好きです。

最近の少女小説は区切りのいいところで終わるというか、1巻完結型が多いのかなと勝手に感じているのですが、「身代わり伯爵」は続きが本当に気になるんですよ。

 

もし、もう本当に本当にラブコメに浸りたい…!という方はぜひご一読ください( *ˊᵕˋ)

1人1人が癖強で魅力的な登場人物たち、そして道のりは長いですが、その道のりさえもしっかり面白く楽しいハッピーエンドのお話。

美麗ながら変態たちの変態部分を余すことなく描いてくださる、ねぎしきょうこさんによるイラスト。

これらもおすすめポイントですね。

 

コミカライズもされていますよ〜♪

公式ホームページから立ち読みもできるので、初っ端からトストスと読んでみてください✧︎˖